薬害エイズの残酷と爪痕

日本国内で起きた薬害エイズ

 

1980年代、日本では悲劇的な事件が起こりました。
それは、血友病患者に行われる血液凝固因子製剤が原因の、薬害エイズ事件です。
これによって血友病患者の約4割にあたる約1800人がHIVに感染し、
そのうちの約600人以上が既に死亡しています。
日本でのHIV感染者の半数以上がこの薬害エイズ事件の被害者であり、
現在も辛い闘病生活を送っておられる方がたくさんいらっしゃいます。
この悲劇は、HIVに感染した被害者本人だけではなく、そのご家族様にも深い心の傷を残しています。
被害者と親族の心のケアと、一刻も早いエイズの治療を願っています。

 

エイズウイルスが発見されて、今年で30周年になります。
この短い年月の間に、信じられないほど多くの感染者・発症者・死亡者が出ました。
感染の原因は、主に性交渉・血液感染・薬害・母子感染などがありますが、
特に現在ではアフリカなどの貧しい土地での母子感染が懸念されています。
HIV感染者による妊娠・出産には、母子感染を防ぐための方法があるにも関わらず、
それを行わないことで生まれながらにHIVに感染した赤ちゃんがたくさん生まれているのです。
他にも、エイズは潜伏期間が長く症状も見られないため、
自分がエイズと気付かずに性交渉に至ってしまう問題もあります。