HIV感染からエイズ発症までの段階

HIV感染からエイズ発症まで

 

エイズ発症までの臨床的な進行の経過は大きく分けて3つです。

 

 

まず、第一の急性の感染期です。
HIVに感染すると、ウイルスはヘルパーT細胞内で増殖をはじめ、
血液中にも大量のウイルスが排出され、この状態をウイルス血症といいます。
感染後、二週間程たつと感染者の約半数が発熱、リンパ節腫大、発疹、下痢、頭痛などの、
急性ウイルス感染症を起こしてしまいます。
また、この状態では抗体検査で陽性反応は出ないため、感染に気づく可能性が低いようです。
一ヶ月ほど経過すると体の免疫反応が働き出し、ウイルスの増殖を食い止め始めます。

 

 

次に、第二期の無症候期です。
HIVウイルスはDNAに化けDNAの中に潜り込み、細胞と一本化してしまい、
細胞が生き続けるかぎり存続するようになってしまいます。
その結果、慢性的に持続感染状態となりますが、
ウイルスは免疫によって抑えられ自覚症状がなくなります。(無症候となる)
しかし、ウイルスは増殖を続けています。

 

 

最後に、第三期です。
潜伏しているウイルスが増殖を続け、ヘルパーT細胞が徐々に弱くなり、
数が血液1マイクロリットルあたり200以下にになると、免疫機能の低下が見られるようになります。
※この第二期から第三期までの時期は、人にもよりますが約7~10年ほどです。
そして日和見感染症と呼ばれる様々な感染が起こってきます。
カンジダ症、発疹、肺炎・・・この時期がエイズ発症期です。

 

 

エイズと気づくまでに感染から10年以上経っていた、というのもめずらしい話ではありません。